2020/05/07

12分間で新型コロナウイルス「感染」判断できる

写真:ポータブル測定機器「BluBox」及び測定ディスク「ViroTrack」(写真提供:科技部)

 現在、新型コロナウイルス(COVID-19)主な検出方法はPCRとなっている。しかし、PCRは専門家からの操作が必要であり、検出時間は4時間もかかる。場合によって新型コロナ疑い者には数日間隔数回にわたって繰り返し検査が必要となる。これは国の医療資源に大きな負担となっている。
 BluSense Diagnostics(柏勝生技)は被験者の1滴の血液サンプル(30ul)で遠心分離などの前処理は不要、12分間で高感度(sensitivity) かつ高特定性(specificity)の検査の結果を出すことができる。
 その方法はIgMと言う感染初期段階に現れる抗体の検出。また、IgGは感染の中期及び後期段階に現れる抗体の検出方式。BluSense Diagnostics(柏勝生技)は同時にIgM / IgGを検出し、被験者の感染段階も素早く判断できる。この機器持ち運びや操作がとても便利で、空港や港などの第一線の防疫場所での使用に適用する。
 この機器いまは台湾の桃園市中壢にある天晟病院の支援により、検出システムを最適化の作業をしている。 また、デンマークで2番目に大きな病院であるHvidovre hospitalで臨床試験が行われた。その結果は最大90%の高感度(sensitivity)であった。さらにイタリアの病院でも臨床検証が行なわれ、5月にEU認証を取得予定。
 台湾のスタートアップ企業であるBluSense Diagnostics(柏勝生技) は2014年に設立され、台湾科技部の企画からスピンオフした多国籍創業団体であり、バイオテクノロジー研究基地がデンマークのコペンハーゲンにある。ハードウェアとソフトウェアのR&Dセンターそして機器の生産は台湾の桃園にあり、イタリア及びデンマークのバイオテクノロジー、さらに台湾のICT技術との提携、素早くポータブル測定機器「BluBox」及び測定ディスク「ViroTrack」を開発した。
 投資者は台湾TaiAn Technologies Corp(台安生技)及びQuanta  Group (廣達集團) Quanta Storage Inc(廣明光電)である。
これまでの実績は2016年(Zika)ジカウイルスの検出はアメリカUSAID「USAID-Combating Zika」研究開発賞金を獲得、そして予定された時間で製品開発と認定を完了した。2018年にHorizon 2020 SME Phase II助成金を獲得。COMPUTEX 2019に精品賞を受賞。
 現在、世界中が新型コロナウイルスの試練に直面しているため、BluSense DiagnosticsのFilippo Bosco社長「私たちの技術で世界に貢献したい」と述べている。

写真説明:製品発表会、左側から科技部産学司司長邱求慧氏、TTaiAn Technologies総経理林世嘉氏、科技部謝達斌大臣、BluSense Diagnostics(柏勝生技)社長Filippo Bosco(国籍イタリア)及副社長孫偉芸氏(写真提供:科技部)

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