2013/05/30

◆COMPUTEX2012レポート(4) サムソン(Samsung)の存在感

 COMPUTEX2012で注目を集めたのはサムソン(Samsung)の出展である。主催者によると今年のCOMPUTEXでサムソン(Samsung)は70ブースでの出展を計画していたという。しかし、それほど大きなスペースが準備できないこと、さらに本来COMPUTEXとは台湾企業が台湾製品を世界に発表する場であり、インテルやマイクロソフトなど台湾企業との重要なパートナーとなっている企業を除いて、それほど大規模な出展には前例がなく応じられないという理由でサムソン(Samsung)側の要求の半分程度の規模の出展となった。
毎年1月にアメリカのラスベガスで開催されるInternational CESでは常連のサムソン(Samsung)であるが、COMPUTEXでこれほど大きなパビリオンを構えて出展を行うのは初めてである。
サムソン(Samsung)はギャラクシーシリーズなどスマートフォンの売れ行きが好調な上に、タブレットやノートブックPCなど豊富なラインナップで世界的な販売戦略に打って出ている。世界中からバイヤーが集まるCOMPUTEXは、サムソン(Samsung)にとってその存在感を内外に示し、好調の波に弾みをつけるためにも力の入った出展だった。
一方、日本企業は以前に比べてまったく存在感を失っている。先ほども述べたようにCOMPUTEXとは台湾企業が台湾製品を世界に発表する場である。本来は海外からの出展は一定の基準による審査があり、ハードルが高い。実は誰でも出展できるという展示会ではなく、基本的には台湾ベンダーが優先なのである。
しかしながら、インテル、マイクロソフト、TI(Texas Instruments)など一部の大手企業はCOMPUTEXにパビリオンを構えるのが恒例になっていて、主催者側もこうした企業は例外としては積極的に出展を働きかけている。日本企業もかつては日立、富士通、NECなど大手電気メーカーが出展していた。しかし、ここ数年徐々に存在感をなくしつつある現状だ。

【写真】大きなパビリオンでスマートフォン、タブレット、ノートブックPCなどさまざまな製品を出展したサムソン(Samsung)、南港ホールの中でもひときわ存在感があった。

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