2015/05/09

◆Computexを見る3つの切り口<その3>「半歩先端のComputex」

Computexを見る上で知っておきたいポイントである。3つの切り口の中で今回は「半歩先端のComputex」について説明したい。

3つ目は「半歩先端のComputex」についてである。これは技術出展や製品のプロトタイプの出展、またはこれまでとは違った新しいコンセプトの製品や応用技術を活かした製品の出展など、ちょっと進んだ技術や製品トレンドを見るComputexである。

これらの製品はSmart Technology Applications & Productsエリア(通称「スマテク・エリア」)に出展される。今年は信義区の第3ホールに10のテーマパビリオンが集められ、「スマテク・エリア」が設けられた。

日本人記者からの感想で「思ったほど目新しい技術がない」、「先端技術に欠ける」というコメントを聞くことがある。日本の大手ベンダーからも「弊社にもある技術」、「この技術はすでに一般的・・・」、「台湾はまだまだこの程度か・・・」といった声も聞くことも・・・。しかし、こうした見方はある意味でComputexの「本質」を理解していないコメントだといえる。

実は、Computexに出展されるこれらの技術やソリューションは、必ずしも革新的な最先端技術というわけではない。最先端の技術が結集された製品や高付加価値の製品というよりは、実用可能な先端技術の応用や製品を量産化するところに台湾企業の「強み」がある。

つまり、「最先端」ではなく「半歩先端」、「未来の革新的な技術」ではなく「いまビジネスに最も近い実用先端」の技術なのである。これはComputexを視察するときの注意点である。展示会で本当に最先端技術を見たければ、アメリカのCESへ行くべき。または日本のCEATECでも見ることができる。

Computexの技術は製品化や量産化を控えた「キーテクノロジー」であり、具体的なビジネスチャンスを生むビジネスの最前線にある技術である。逆に言うと、寝かせておくとすぐに陳腐化してしまう技術でもある。技術アライアンスのコーナーでは売り込み競争も熾烈であり、買い付け側の動きも速い。Computexは製品
調達やパートナー探しの商談の場であり、さまざまなビジネスチャンスが交錯するビジネスの最前線といってもいいだろう。

第3ホールに設けられた「スマテク・エリア」(Smart Technology Applications & Products)の10のテーマパビリオンは以下の通り。今年のComputexでは特にウェアラブル(Wearabel)に注目が集まった。このレポートの後半ではCOMPUTEX2014に出展されたウェアラブル関連製品をレポートする。

◆Computex 2014 Smart Technology Applications & Products
 Smart Wearable device
 3D Printer
 Internet of Things
 Security Solution
 Display Technology
 Energy Supply Management
 Intelligent Vehicle System
 Education smart learning
 Cloud Applications
 Medical & Health Care




■Computex2015■ 会期:2015年6月2日(火)~6月6日(土)
 会場:台北世界貿易センター(信義区3会場)、南港ホール(南港地区)
 出展規模:1,710社、5,069小間 (2014年/実績)
 海外からのバイヤー登録者 166の国と地域から3万8,662人、来場者数13万人

■Computex2015開催概要 
 http://www.tcatokyo.com/
 http://www.tcatokyo.com/COMPUTEX2015-1.pdf

■Computex2015現地視察/事前登録について
 http://www.tcatokyo.com/Computex02.html

■Computex2015出展企業/募集要項
 http://www.tcatokyo.com/Computex03.html

■Computex関連ニュース
 http://www.tcatokyo.com/news.html

http://www.tcatokyo.com

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