2014/10/29

インドへの海外直接投資流入の動向(2014年4-7月)

インド政府商工省産業政策促進局の最近の統計によると、2014-15年度(2015年3月締め)の最初の4カ月(4-7月)間におけるインドへの海外直接投資流入額は107億3,600万米ドル、対前年同期比52%増と大幅に増えた。

国別には、モーリシャス(タックスヘイブン)からの投資が約33.9億米ドル、対前年同期比83%増と極めて大きな伸びを示したこと、オランダからの投資はほぼ15億米ドルで昨年度同期に比べ約2.9倍になったことなどが目立っている。なお、日本からの直接投資額も8億3,400万米ドル、対前年同期比256%増と大きく伸びた。

産業分野別の海外直接投資の動きをみると、最大分野であるサービス産業向け投資額は、今年度4-7月、約10億米ドルで、ほぼ横這い。今年度、これまで最も大きな数字と高い伸び率を示したのは通信機器・サービス業向けの投資であった。この分野への投資の流入額は23億3,400万米ドル。通信分野向け投資は全体の約22%を占めた。一方、自動車産業向け投資や製薬業向け投資は引き続き低迷している。

今年5月にインドではモディ政権が誕生し、インド政府は国内外で活発な活動を行っている。今年度の海外直接投資流入額の増加は、外資企業などが政治環境の変化が事業環境の変化につながると考えていることを背景とするものだと思う。

いずれにせよ、インド政府の改革開放の持続が外資を引き寄せる鍵であろう。

14/10/14 浦上アジア経営研修所/代表 浦上 清

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