2015/07/08

■boMDIC■トレーニングコンディションをアドバイスするウェアラブルスポーツギア「GOMORE」

「GOMORE」はリストバンドタイプではなく、ベルトで体にフィットさせる方式の機器。これは体に直接フィットさせたほうがノイズを拾わない安定した測定でき、さらに「身に付ける」ことでよりいっそうの体へのフィット感を持たせるためという。製品ポスターには「MANEGE YOUR SUTAMINA AND GOMORE」というキャッチコピー。このコピーが示すように主にスポーツを楽しむ人を対象とした専用のヘルスギアで、心拍数や心電図などのデータから体のコンディションを分析してユーザーに知らせる。

boMDICの製品でたいへんユニークなのがユーザーに対するインターフェイスで画面への表示方法。写真のような顔をデザインしたスマイル計が画面に表示され、スポーツ時やトレーニング時のコンディション、エネルギー充填度、疲労度、達成感などがモニターできる。必要に応じて休憩が必要なタイミングやスポーツ時には水分補給のタイミングなどを知らせるという。このインターフェイスは今後も改良を続けていくという。「遊び感覚でcoolなデザインをユーザー側が設定できるようになったらおもしろい」とも話す。

「この機器のビジネスモデルは?」という質問に対しては、多少歯切れの悪い答え。「基本的にGOMOREというブランドを大切にしたい」というコメントだが、キャリアと組む月額課金方式なのか、販売後にサイトでユーザーを囲い込みサービスを提供するクラウド方式なのか、または何か別の方法を考えいているのか、単純に販売だけ(?)なのか、どうも歯切れが悪い。しかし、インタビューをしていて気づいたことがあった。

実は彼自身がトライアスロンの選手。つまり、自分がスポーツをやっていて欲しいと思った機能を開発してきた結果、GOMOREになった(GOMOREができちゃった)ようだ。boMDICは大学のベンチャーで3人から立ち上げた企業だという。「将来はトライアスロンの選手向けにトレーニング計画をアドバイスしたり、さまざまなスポーツの普及や選手の育成に役立つ製品に育てていきたい」ともコメントする。

「GOMOREはあくまでも私たち目指すサービスるを提供する方法のひとつの手段であって、マラソンやトライアスロン、自転車競技などを目指す人たちを応援していく仕事がしたいということが製品を開発したPUREな動機です」と話してくれた。つまり、ビジネスになるかならないかではなく、「自分たちが欲しいものを作ってきた。自分たちが欲しいものは必ずみんなも欲しいと思っているはず」、このシンプルな考え方が彼らの情熱を動かしているのだ。

アジアITビジネス研究会(http://www.asia-it.biz)でウェアラブルのセミナーに講師として招いた『スティーブ・ジョブズがデザインしていた未来』(総合法令出版)の著者である川北蒼氏(かわきた・そう)がセミナーでこんなことを話してくれた。「これからの時代は大企業がマスプロ向けに製品作りをするのではなく、マニアが自分たちが使いたいものを形にする製品作りが主流になる。そこには事業採算性より突出した知識と技術を持ったマニアの『情熱』が鍵となる」、まさにこのコメントを裏付けるインタビューだった。

アメリカでは今年9月からサービスイン。日本でも年内にはサービスを開始したい意向。当面日本はiOS仕様を提供する予定だ。同時にandolidタイプの開発も進んでいて、できるだけ早い時期に市場に投入したいという。基本的には独自ブランドによる市場に参入する戦略で現在のところOEM(相手先ブランドによる販売)は考えていない。

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http://bylines.news.yahoo.co.jp/yoshimuraakira

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