2014/04/05

中国におけるビジネス人材の最近の動向

専門ビジネス人材・エグゼクティブ人材の採用や人材コンサルティングなどを行うMRIC Groupが今年1月に発行した2014年人材調査資料(要約版)を読んだ。この調査は、同社が昨年12月、中国、香港、台湾、そしてシンガポールの企業に勤務する中堅管理職・高級管理職など5,000人余りを対象に行ったものだ。

中国における調査では約3,200人が調査の対象になっている。筆者が受けた印象としては、次のような項目が浮き彫りにされていると思う。

①ビジネス人材の転職に関する考え方は、世の中の、とりわけ中国におけるビジネス環境を考え、より慎重なものになっている。
②今年、転職をしたいと考えている人の比率は全体の22.5%であり、昨年調査の結果とほぼ同じ水準である。転職を考えている人が重要視している項目のTOP 3は、報酬、ジョブキャリアパス、そして会社幹部のリーダーシップと戦略の方向の提示である。ここで注目すべきは「リーダーシップ・戦略の方向性」の位置付けが中国の企業勤務者の間で上がってきていることだろう。ちなみに、現在の報酬に満足しているものの比率は44%で昨年の調査結果に比べ若干アップ。
③転勤希望者の比率は約49%と昨年並み。希望する転勤先としては、北米(多分、米国)、欧州、そして上海の順番になっている。希望転勤先ランキングで北京のポジションが年々下がっている。このことは、やはり「健康的な環境」が転勤先を考える際に重要になっていることを示すものだと思う。それでも、上海の順位が3位というのはどうなのか?ちなみに北京は第8位。

最後に、2013年人材調査報告書・最終版(2013 MRIC Talent Report, 2013年3月)には次のURLからアクセスできる。

140309 浦上アジア経営研修所/代表 浦上 清

http://asiaitbiz.blog20.fc2.com/blog-entry-1074.html

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