2014/04/10

中国のモバイル決済利用者、1億2,500万人に

北京に本拠を持つ中国のインターネットセキュリティ大手・奇虎360科技(Qihoo 360 Technology Co.,Ltd.、ニューヨーク株式市場上場)のインターネットセキュリティセンターは3月11日、中国国内で初めてモバイルペイメントに関する報告書、『中国モバイルペイメント安全報告』(『中国移動支付安全報告』)を出したと発表した。

同センターの報告によると、2013年、中国でモバイル(移動体通信端末、日本で通常携帯電話と呼ばれている)ペイメントを利用した人は1億2,500万人に達し、対前年比で126%増と大幅に増えた。同センターによると、「2014年は中国のモバイルペイメント元年」になると言う。

中国で、決済、バンキング、金融証券など各種モバイル向けアプリのダウンロード件数は、前掲報告書によると、累計で4億件に達したという。このうち、アリババの提供する決済サービス、「支付宝銭包」(Ali pay wallet)が58%のシェアを誇っており、全モバイルオンラインユーザ向けアプリの2倍以上のシェアになっているのが目立つ(下図を参照)。

Mobile Payment_China 140311

インターネットは、中国のみならずグローバルな世界で利用が拡大しており、情報セキュリティは様々な利用環境で最も重要な課題である。そして今回取り上げた決済は最もセンシティブな領域の一つである。

携帯電話(移動体通信端末)ユーザが今年1月末に12億3,527万人に達した(「工業・情報化部資料」を参照)携帯電話超大国・中国の社会で携帯電話の利用がどのように進められているのか、インターネットセキュリティの領域でどのような問題が発生し、また、どのような対策が講じられているのか - などという観点から、全体の動きを観察すると同時に、今回取り上げたモバイル決済についても引き続き注目して行く。

140318 浦上アジア経営研修所/代表 浦上 清

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