2014/03/05

■コラム■日本人は世界に通じるモノを持っていた!復活の瞬間がきている! ≪アジア時代の人材育成≫

グローバル人材の前に、考えることは結構あります。例えば、こんな問いをしてみます。

世界で売れるモノをどうしたら作れますか?
売るにはどうしたらいいですか?
そのための人材をどう育てたらいいですか?

でもこれって愚問だと思いませんか??

逆の観点から思考してみます。普段、海外からどんな商品・サービスを享受しているでしょうか。

時計や車、衣類、家具、PC・スマホ、テーマパークなどでしょうか。果たして、それらの魅力って一体何なのでしょうか。恐らくは、海外で企画、製造されていても、我々日本人の生活に強烈にフィットして、高い価値を感じることができるモノ(サービス)、と言えると思います。

海外で・・・とは言ってもその製作側の人たちは、日本に来て様々な試みをしたり、日本人を製作メンバーに加えたりして、高い精度のものを作っていることと想像します。

しかし、そういったモノは、国や地域別に枠組みは変えていても、本質的にはそれぞれの嗜好に合わせていないと思うのです。

一見、「かたち」は日本人に合うようでも、実は商品に潜む思想や哲学は決して土地の好みに迎合しない。むしろ、わが道を行く商品が受けていると思います。
それが、強烈な個性・品質となり、結果的にブランド価値を生むのではないでしょうか。でも、今言いたいことは、ブランド論ではありません。

そのようなモノを創り出す社員、そして企業体こそが、グローバル化している状態なのだと思います。世界中で売れているモノは、国を超えて売ろうという意気込みによってではなく、創り出す側の深いこだわりや、想いの具現化によるのだと思います。彼らは多くの時間と労力を、想像、あるいは夢の実現のために捧げていると思うのです。

つまり、一生懸命作ったモノには、当然魂が入っていますが、さらに、際立つ思考性や、想い・夢も吹き込まれていると思います。それが何なのかは、今後の追究課題ですね。ビジネスにおける思想・強い想いや、夢を持つ人材を増やすことが、結果的に世界で売れるモノを作れるようになっていると思うのです。

ソニーやホンダなど世界に名を馳せた(馳せている)日本企業は、創業者や、創業時の経営者の、非凡な哲学によって世界に認められていると思います。それをビジョンや企業の柱(心)に据えている企業は強いですね。また、企業集団であっても、個の哲学や美学がなければ、世界はすぐに見破ってしまいます。

結果的に世界が泣いて喜ぶほどの「良いモノ、サービス」を、常に創造できる人材、またその周辺でサポートをし続ける人材が、本当のグローバル人材なのではないでしょうか。そしてそういう人材を抱えている企業が、真のグローバル企業だと思うのです。今の日本企業は、ひょっとしたら置き去りにしてしまっているかもしれません・・・。

ここを考えずに、いわゆるブームになってしまった、グローバル人材育成、すなわち、語学研修や異文化研修をやっても意味がないと思うのです。


≪ふすまを開けて世界に出よう!≫ 
アジア時代の人材育成を考える コラムニスト 中川直紀

http://glblbizp10.blogspot.jp/

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