2014/03/30

■日曜コラム■「没有弁法」(仕方ないですよ・・・)という言葉、もうあきらめるしかない

シリーズ「3つの没有に要注意」<その4>

「3つの没有」に要注意!「3つの没有」とは、「没有問題」(メイヨウウェンティ)、「没有関係」(メイクワァンシー)、「没有弁法」(メイヨウバンファー)の3つです。「没有問題」(メイヨウウェンティ)という中国人は必ず「問題あり」と心得ておくべき。「没有関係」(気にしないで)が口から出てくるときには「問題はかなり深刻な状況にあり」と思っていたほうがよさそうです。そして「3つの没有」の最後に「没有弁法」(仕方ないです)が出てきます。

■3つ目の「没有」は「没有弁法」(仕方ない・・・)というあきらめの言葉
「没有関係」(気にしないで)と言っていたはずの中国人が突然「没有弁法」と言い出します。しかし、この言葉が出てくるともうすでに問題は修復不可能の領域に進んでいる(?)と思ったほうがいいでしょう。「大丈夫、大丈夫。気にしなくてもいいですよ」と言っていたはずなのに、突然「没有弁法」(仕方ないです)となってしまう。その間、報告や連絡や相談がないことがよくあります。

「没有弁法」は「あきらめ」のサインです。恐らく、それからどんな手を尽くしても修復することは難しいでしょう。「没有弁法」は「自分はできる限りの手を尽くしたけどダメでした」「これは不可抗力です。できることはすべてやりました」「私の責任ではありません」というニュアンスを含む言葉です。

■本人は「頑張った」つもり、しかし、「頑張った」という「ホウ・レン・ソウ」もない
本人は「手を尽くした」つもりでも、実はこちら側にはその過程が見えてきません。報告や連絡や相談がないのです。中国ビジネスでトラブルを起こしやすいポイントのひとつがここにあります。中国人の「自分流」です。報告や連絡や相談なしに、「自分流」で事態を分析して、「自分流」に解釈し判断して、「自分流」でどんどんコトを進めていきます。その間の報告、連絡、相談がほとんどないのです。

これは日本側にも多少なりとも責任があります。日本側のほうが「言わなくてわかるはず」「知っているはず」「やってくれるはず」という相手に値する期待感でコトに望むことが多く、問題が発覚し、結果が出たときはすでに「手遅れ」の状態になっているというケースもよくあります。

もし、トラブルを未然に防ぎたいのであれば、「報告」「連絡」「相談」の機会をできるだけ多く設定すること、つまり中国人を相手にして「ホウレンソウ」をどのように実践していくか、実践させていくかが大きな「鍵」になります。

■「没有弁法」と言わせる前のチェックが大切
繰り返しますが、もしも中国人が「没有弁法」を言い出したら、それはもうあきらめるしかありません。「没有弁法」には「あきらめ」「責任逃れ」「言い訳け」の気持ちを含んでいます。「没有弁法」を相手に言わせる前に手を打つことが必要です。そのためには「没有関係」の段階で問題点を見つけ出すことが重要。また、「没有問題」の段階で問題点を予測してチェックすることが必要でしょう。

つまり、問題点の洗い出しはその前の「没有関係」の段階で徹底的にやっておくことが必要です。さらに問題が深刻になる前の「没有問題」の段階から、相手の話を鵜呑みにせずひとつひとつ事柄をチェックするべきなのです。

「没有問題」、「没有関係」、「没有弁法」、これから皆さんはこの3つのフレーズを頻繁に聞くことになるでしょう。「3つの没有」に要注意!これは中国ビジネスを進めていく上で、基本中の基本となるキーワードです。

次回は「3つの没有」のまとめとそのその対応策「仮説力チェック」を紹介します。ここが「信頼できる中国人」と「危ない中国人」を見極めるためのツボです。ご期待ください。


To be continued



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