2014/02/26

■コラム■中国の不動産バブルはいつはじけるのか?

中国不動産市場の崩壊はいつ起こっても不思議ではない状況が長きにわたって続いている。中国の不動産バブルはいつはじけるのか? 中国市場における不動産価格が当該不動産の基本的な価値をはるかに上回っていれば、バブルがはじけるのはただ時間の問題であると言ってもよい。

ここでは、2013年における不動産関係の統計に基づき、幾つかの指標について記述しておきたい。筆者が使用する統計はいずれも中華人民共和国国家統計局が公表したものである。例えば、次の資料は2013年の中国における不動産投資や販売の実績などについてまとめたものである。

中国の不動産開発投資は2013年、8兆6,013億元、対前年比19.8%増。このうちで住宅関連分野における開発投資は5兆8,951億元、対前年比で19.4%増であった。また、昨年の住宅販売は6兆7,695億元、対前年比26.6%増と2012年における住宅販売の伸び率10.9%を大幅に上回る好調さをみせた。

最後に、中国における主要70都市の昨年の住宅販売価格指数(2012年=100)について昨年高い数値を示した都市とインデックスを記しておきたい。 北京 116.0、上海 118.2、広州 120.1、深圳 119.9、厦門 116.5、瀋陽 113.1

不動産バブルがはじけると、中国経済に与える影響は深刻なものになるだけに、政府機関などは事前の対策を早めに講じておかなければならないことは言うまでもないが、「行け行けドンドン」の中国不動産業界のマクロコントロールは難しく、この国の不動産バブルの崩壊はいずれ起きると考えざるをえない。


2014/2/8 浦上アジア経営研修所/代表 浦上 清

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