2014/02/22

≪ASEAN基本情報≫ ベトナム、ラオス、カンボジア、ミャンマー

■ベトナム

正式な国名は「ベトナム社会主義共和国」(Socialist Republic of Viet Nam)、首都はハノイ、人口は8,877万人(2012年、)面積は331,689平方キロメートルで日本のおよそ0.88倍。首都であるハノイの人口は644万9,000人、一方、ホーチミン人口712万3,000人。言語は主にベトナム語でほかに少数民族の言語もある。

宗教は仏教が約80%、そのほかにカトリック、カオダイ教、ホアハオ教など。公用語はベトナム語。実質GDP成長率は5.5%(2012年)、一人あたりのGDP(名目)は1,528ドル(2012年)、失業率3.3%(2012年)となっています。

フランスからの独立戦争(第一次インドシナ戦争)の後、北緯17度線を境にベトナム民主共和国(北ベトナム)とベトナム共和国(南ベトナム)に分断、冷戦の縮図とも言えるベトナム戦争((第二一次インドシナ戦争)では多くの犠牲を払うことになります。1976年4月、南ベトナム消滅による南北統一。

その後、1978年にはカンボジアに侵攻(第三次インドシナ戦争)し、それを避難する中国との間で中越戦争にまで発展し、世界各国は援助を停止し、ベトナムは孤立することになります。しかし、国内経済が疲弊したベトナムは、1989年カンボジアから完全撤兵し、カンボジア・ベトナム戦争が終結。1991年には越中関係は正常化。

2007年1月には世界貿易機関 (WTO) に正式加盟、ODAは日本が最大の支援国であり、ベトナムの基幹インフラの整備に日本は大きな役割を果たしています。近年、投資先としても注目を集めています。


■ラオス

正式な国名は「ラオス人民民主共和国」(Lao People’sDemocratic Republic) 、首都はビエンチャン、人口:677万6,000人(2013年)、面積は23万6,800平方キロメートル、これはほぼ本州の面積と同じ。首都であるビエンチャンの人口は79万7,130人(2012年)、言語はラオス語、主な宗教は仏教です。

IMF推計によると2013年の名目GDPは100億9,900万ドル、購買力平価ベースのGDPは207億7,800万ドル、一人当たり名目GDPは1,490.31ドル、購買力平価ベースの一人当たりGDPは$3,066.27となっています。

第二次世界大戦後にフランスから独立、その後もラオスでは内戦が長期にわたり続きましたが、ベトナム戦争後に連合政府が王政の廃止を宣言、ラオス人民民主共和国を樹立、しかし、1980年代はタイと国境紛争、中国共産党と関係断絶など政治的にも孤立を深めました。

この1980年代はソ連のペレストロイカの動きと呼応して1986年には市場原理の導入、対外経済開放を基本とする新経済メカニズムが導入されましたが、ソ連やベトナムを中心とする東側諸国からの多大な援助に依存する経済構造でした。

そのため、1989年から1991年にかけて東側陣営の政変はラオスにとっても危機となり、この時期は激しいインフレと通貨キープが大幅に下落するなど経済は混乱しました。

その後、IMFのアドバイスのもとで西側先進国との関係を改善し、国際機関や西側先進国からの援助が増大した、1990年代に入ると次第に経済は安定してきました。

1997年7月に隣国タイで始まったアジア通貨危機はラオスにも大きな影響を与え、キープは対ドルだけでなく、対バーツでも大幅に減価しました。現在では、バーツ経済圏の中にあり、タイバーツが自国通貨のキープと同じように流通しています。

ホテルやレストランから市場や町の雑貨屋では米ドルも通用し、タイバーツ、自国通貨であるキープ、米ドル、さらに中国国境近くでは人民元も通用する独特な経済圏を作り出しています。


■カンボジア

正式な国名は「カンボジア王国」(Kingdom of Cambodia)、人口は1,340万人(2008年)、首都はプノンペンで人口132万7,615人(2008年)、面積は181,035平方キロメートルで日本の約2分の1弱。言語はクメール語が96.31%、ほかに少数民族言語が2.86%、ベトナム語が0.54%など。

宗教は仏教が96.93%、ほかにイスラム教1.92%、キリスト教0.37%となっています。公用語はクメール語。2011年の統計になるが、実質GDP成長率は6.0%、一人あたりのGDP(名目)は853ドルとなっています。


■ミャンマー

正式な国名は「ミャンマー連邦」(Union of Myanmar)、面積は67万6,578平方キロメートルで日本のおよそ1.8倍。2011年の統計で人口は6,062万人、首都はネーピードー。言語はミャンマー語、シャン語、カレン語、英語など。宗教は仏教が89.4%、、続いてキリスト教が4.9%、イスラム教3.9%、ヒンドゥー教0.5%などとなっています。

一人あたりのGDP(名目)は835ドル、消費者物価上昇率2.83%など。ミャンマーの魅力は勤勉、低廉、かつ豊富な労働力。特に縫製業では中国やベトナムに次ぐ候補地の1つとして注目されています。豊富な天然資源(農業、水産物、天然ガスなど)もミャンマーの魅力的なところです。一方、短所は電力などインフラの未整備、外貨送金規制など。2013年は多くの日本企業が視察に訪れたが、それも一段落した感があります。

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