2014/02/10

◆COMPUTEX2013レポート<1>世界中のバイヤーと商談ができる展示会

◆世界中から3万8,300人の外国人バイヤーを集めて開催

IT分野において台湾最大でのイベントであるCOMPUTEXが去る6月5日(火)から6月9日(土)まで5日間の会期で開催された。会場は台北の世界貿易センター展示場(信義区)と南港ホールの2つの地区。信義区では世界貿易センターのHall1、Hall3、国際会議場の3か所が会場となった。信義地区から南港までは無料シャトルバスでおよそ15分。ここに南港ホールがある。南港ホールまではMRT(地下鉄)も開通し、会場の地下にMRI(地下鉄)の駅が設けられるなど、両会場を結ぶ交通の便は格段によくなった。

出展企業はASUS(華碩)、Acer(宏碁)、Gigabyte(技嘉)、MSI(微星)など台湾を代表する国内大手ITベンダーをはじめ、中堅中小企業からベンチャー企業までさまざま。主催者の公式発表によると今年の出展規模は5,042小間、出展企業数は1,724社。海外からのバイヤー登録は162の国と地域から3万8,300人。外国人バイヤーは過去最高の登録者数だった。総来場者は13万人と発表されているが、主催者は総来場者数より外国人バイヤーの登録者数を重視する。

また、COMPUTEX2013を訪れたメディアは登録者ベースでおよそ1,700人。国内外の多くのメディアがCOMPUTEX2013の速報を世界中に報道した。また、会期中には162本のセミナーやカンファレンスが実施され、多くの参加者を集めた。

◆「資料収集で後日連絡は、ない・・・」

3万8,300人という外国人バイヤー登録であるが、恐らく日本国内で開催される展示会では、これほど外国人バイヤーが集まる展示会はないだろう。そもそもCOMPUTEXとは純粋な「トレードショウ」であり、ブースでは文字通りバイヤーと出展社との「商談」が繰り広げれる。日本の展示会にありがちな「会場ではとりあえず資料収集・・・」、「トレンドを掴むために出展ブースを見て回る・・・」といった様子は見当たらない。

日本では「収集した資料を会社に持ち帰って、後日改めて連絡・・・」というのが一般的だが、COMPUTEXでは会場内のブースで実質的な「商談」が行われる。出店側は世界中から集まるバイヤーに台湾製品を買い付けていってもらうための展示会であり、来場者も「買い付け」を目的に集まってくる。ここが日本国内で開催される展示会の大きな違いと言えるのではないだろうか。

つまり、出展する側は「COMPUTEXにブースを確保できるかどうか」(出展できるかどうか)、「COMPUTEXまでに出展製品が間に合うかどうか」(開発が間に合うか、量産にこぎ着けられるか)が企業の存亡を左右するほどの重要な問題なのである。6月のCOMPUTEXに的を絞って製品開発や量産計画のスケジュールが組まれると言っても過言ではない。毎年世界中からバイヤーが集まるCOMPUTEXに向けて、製品の開発競争が繰り広げられるわけである


ASIA-NET 吉村

※レポートのバックナンバーはこちらからご覧ください。

http://www.ippc.biz/DetailComment.aspx?nid=1219

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